香港の44歳の起業家チャウ・シン・ユックは過去10年の間、ラストマイル物流のスタートアップLalamoveを飛躍的に成長させてきた →元プロポーカープレイヤー、香港のラストマイル物流創業者がビリオネアに
香港の44歳の起業家のチャウ・シン・ユック(Chow Shing Yuk)は過去10年の間、セコイア・チャイナやヒルハウス・キャピタルなどの支援を受けて、ラストマイル物流のスタートアップLalamove(ララムーブ)をこの分野の大手に成長させてきた。
正式名称がLalatech Holdingsの同社は3月28日に香港でIPOを申請し、チャウが家族信託を通じて25%の株式を所有していることを明らかにした。これを受け、フォーブスは彼の保有資産を22億ドル(約2900億円)と試算している。チャウは、香港では稀な若手起業家のビリオネアとなった。 Lalatechは、2021年11月のシリーズGラウンドで2億3000万ドルを調達したが、The Informationによるとその際の評価額は130億ドルに達していたという。その後の金利上昇や景気後退の懸念の中で、多くのスタートアップの評価額は減少しており、IPO目論見書によると直近のLalatechの評価額は、78億ドルとされている。チャウは昨年12月に同社の株式217万株を、テンセントに1億ドルで売却していた。
2013年に同社を共同創業したチャウは、モバイルアプリを通じて、個人や企業をトラックのドライバーと結びつけ、配送サービスを提供している。Lalatechは、香港と東南アジアでは「Lalamove」というブランド名で、中国本土では「Huolala」という名称で事業を行っている。Lalatechは、過去数年間に構築した加盟店やドライバーのネットワークを基盤に、安定的な成長を遂げている。アジアと南米の400以上の都市に進出した同社の月間アクティブユーザー数は、約1100万人で、ドライバー数は約100万人とされる。 中国本土で生まれ、香港で育ったチャウは香港中文大学で経済学を学んだ後にスタンフォード大学で学士号を取得し、ベイン・アンド・カンパニーでキャリアをスタートさせた。しかし、その後はプロのポーカープレイヤーに転身し、8年間で約3000万香港ドル(約5億円)もの賞金を獲得した。
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