俳優の佐々木蔵之介が主演の「映画 マイホームヒーロー」の完成披露試写会が2月5日、東京・有楽町朝日ホールで行われた。佐々木は共演の齋藤飛鳥、「なにわ男子」の高橋恭平、宮世琉弥、津田健次郎、木村多江、青山貴洋監督とともに舞台挨拶。観客も...
娘役の齋藤が、「昨日、お誕生日だったんですよね」ときっかけを出すと、巨大なバースデーケーキが登場。会場が一体となって歌詞の一節を「ディアお父さん」に変えた「ハッピーバースデー・トゥ・ユー」の合唱が贈られると、「本当にすいません。ありがとうございます。生きていて良かった」とほおを緩ませた。
累計発行部数370万部を超える同名人気コミックが原作で、昨年10月期にTBS系で連続ドラマを放送。娘の彼氏を殺したことから、その彼氏が所属していた半グレから命を狙われた父親が、家族を守るための壮絶な戦いに身を投じていく。 映画はドラマの最終回から7年後が舞台。警察官になった娘が父親に疑念を抱き、新たな危機が迫ってくる。佐々木は、「クセの強い人たちが、大きなスクリーンで暴れ回っています。ヤバいアクションシーンもあるし、血も汗も出るし、大切な人のために涙も流します。誰が悪か正義か分からないですが、最後は娘と対決します。どういう結末になるか見届けてください」と意味深にアピールした。さらに、「お父さんは7年間、1日たりとも安心したことはなかった。罪悪感も後悔もあったと思うが、家族を愛する一心で演じた」と強調。対する齋藤は、「正義感があるので凄くもどかしく、感情がせわしなかった。素敵な脚本についていっただけですが、7年たった空気は感じてもらえると思う」と控えめに語った。
高橋は、逃亡中の元半グレメンバーという役どころ。「7年逃げていた日々だったので、その気持ちの持っていき方を考えながら、楽しみながら臨んでいた」と笑顔。映画から加わった宮世は、「復しゅうという目的だけで芝居をしていた。それ以外は何も考えず、全てを復しゅうに落とし込んだ。サイコパスに思ってもらえる」と胸を張った。同じく映画から参加し、犯罪組織のトップを演じた津田は「監督に『クセ強く、ガンガンやっちゃって』と言われ、そんな楽しいリクエストがうれしくて脚本にないことも提案し遊ばせていただいた」と満足げ。相対した佐々木も「血をつけられて、それをなめるって。怖かったけれど、低温ボイスがセクシーやった」と笑いながら称えていた。
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