中国で米アップルの最新スマートフォン「iPhone 15」の売れ行きが前のモデルに及ばないとの見方が強まっている。時価総額で世界最大の同社が最重要視する海外市場でiPhone離れが進みつつあることを示唆している。
市場調査会社ＧｆＫのデータによると、iPhone 15シリーズの発売月の販売台数は、前年同月の14シリーズと比べ６％減少。モバイル業界を分析しているＩＤＣは、アップルの７－９月（第３四半期）出荷台数が４％減ったと推定している。 ＧｆＫの中国シニアアナリスト、ヘイデン・ホウ氏は「ファーウェイの力強い成長を背景にiPhone 15シリーズの販売が減少した」とコメント。「Mate 60シリーズは今後も好調な販売の勢いを維持するだろう」と予想した。ファーウェイ、７－９月利益が倍増－中国製半導体の躍進でスマホ復活 アップルは全売上高の約20％を中国から得ている。また、台湾のフォックスコンなどパートナー企業の協力を得て、世界市場で売られるiPhoneの事実上ほぼ全てを中国で製造している。
だが、米中間の緊張が高まるにつれ、アップルは不安定な状況に置かれている。ブルームバーグ・ニュースは中国当局がiPhoneを巡り機微な内容を扱う部門を対象としている使用禁止を拡大し、政府系機関や国有企業にも適用することを計画していると（オッポ）。2020年にファーウェイからスピンオフ（分離・独立）した栄耀は、ここ数週間に幾つかの折りたたみ式モデルを
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