世界の平均気温が観測史上初めて、年平均で工業発達以前に比べて1.5度以上、上昇していたことが、欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービス(C3S)の研究で明らかになった。
「たった1.5度の上昇が1年続いただけで何があったか。世界中で洪水や干ばつ、熱波、森林火災が起きた」世界の平均海水温も最高を記録している。これもまた、かつてない気候変動が広く影響を及ぼしていることの表れだ。下の図表から分かるように、通常、海水温がピークに達するのはあと1カ月ほど先であることを考えると、これは注目に値する。
気温が何度上昇したのかについては、科学組織によって評価に若干の違いがある。しかし、現代の観測が始まって以来、世界が最も温暖な時期にあるという点や、それがおそらくもっと長い間続くだろうという点では、どの組織も見解が一致している。2018年に発表された国連の画期的な報告書によれば、猛烈な熱波、海面上昇、野生生物の損失といった気候変動によるリスクは、気温上昇が1.5度よりも2度に達した時の方がはるかに高いという。長期的な温暖化が、人類の活動によるものであることは疑いようがない。主な原因は、二酸化炭素(CO2)のような温室効果ガスを排出する化石燃料の使用だ。過去1年間の温暖化についても、これが原因の大部分となっている。世界の平均気温は、エルニーニョ現象が発生し始めた2023年後半から、ほぼ毎日のように超過幅が1.
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