パソコンショップSEVEのゲーミングパソコンの「ZEFT G42WHF」は、ケースにNZXTの「H6 Flow White」を採用するほか、Core i7-14700KFとGeForce RTX 4070を採用している。
CORSAIR「RM850e ATX 3.0」(定格出力850W、80PLUS GOLD認証)まずは定番のベンチマークツール「3DMark」(Version 2.28.8217)からチェック。ZEFT G42WHFは「Fire Strike」において、Fire Strike“無印”で4万を超える高いスコアーを発揮。テスト解像度が3840×2160ドットとなるFire Strike Ultraでも1万を超えるスコアーをキープしており、描画性能は申し分ない出来だ。DirectX 12のテストとなる「Time Spy」でも、ZEFT G42WHFはTime Spy Extremeでも9000弱のスコアーを維持しており、ゲームにおける高性能が期待できる。もう1つのDirectX 12のテストの「Speed Way」でも、ZEFT G42WHFのスコアーは4000台半ばと好結果だ。
では、実際のゲームではどうなのか、「Call of Duty: Modern Warfare III」の結果を見てみよう。ここでは、「極限プリセット」を適用したうえで、DLSSおよびフレーム生成を利用。その状態で、ゲーム付属のベンチマークモードを実行している。その結果だが、ZEFT G42WHFは1920×1080ドットで、1パーセンタイルフレームレートが120fpsに迫る勢いを見せている。平均フレームレートにいたっては、240fps弱と非常に高く、かなり快適なゲームプレーが実現している。3840×2160ドットにもなると、1パーセンタイルフレームレートは、50fpsを切ってしまうものの、2560×1440ドットであれば60fpsを大きく上回り、ゲームの快適性に問題はない。
続いて「Apex Legends」では、オプションから描画負荷が最高になるように設定したうえでゲームをプレー。その間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で計測している。ZEFT G42WHFは、1920×1080ドットで常時260fps以上のパフォーマンスを発揮しており、コアなプレイヤーでも満足のいくポテンシャルを備えているといっていい。「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」では、「最高品質」でベンチマークを実施。スクウェア・エニックスが示す指標では、スコア1万5000以上が最高評価とされているが、ZEFT G42WHFは2560×1440ドットで大きく上回るスコアーを叩き出している。3840×2160ドットでは、その1万5000に届いていないものの、スコアーの詳細を確認すると、平均フレームレートは90.2fpsで、最小フレームレートは63.
最後に「CrystalDiskMark」(Version 8.0.4)でストレージの性能も見ておこう。ZEFT G42WHFは、シーケンシャルアクセスはリードが最大7000MB/s弱、ライトが最大6000MB/sとかなり高速。ランダムアクセスはさすがに数値は落ちるものの、それでもリードが最大1000MB/sほど、ライトが最大800MB/sほどと良好で、少なくともゲームの起動やデータのロードでストレスを感じる場面はまったくなかった。以上のテスト結果から明らかなように、ZEFT G42WHFのゲームパフォーマンスはかなり高い。4K解像度になると、タイトルによっては力不足が露呈してくるものの、2560×1440ドット以下の解像度であれば、ほとんどのゲームが快適にプレーできることは間違いない。
とくに、最近は高リフレッシュレート対応のディスプレーと組み合わせて、1フレームでも多く描画して有利に立ち回るというのがFPSやTPSのトレンドになっているが、このZEFT G42WHFはそのトレンドに即したゲーミングパソコンといっていい。白色にこだわりつつも、ゲーム性能にも妥協したくないという人にとっては食指の動く1台ではないだろうか。