トランプ氏、世論調査でリードも資金力はバイデン氏に遠く及ばず

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トランプ氏、世論調査でリードも資金力はバイデン氏に遠く及ばず
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11月の米大統領選に向けてトランプ前大統領には熱烈な支持基盤があり、激戦州の世論調査で優位となっているが、資金力では本選挙で再対決が確実なバイデン大統領に遠く及ばない。

共和党献金者はトランプ氏への献金に伴う否定的世論など懸念も 共和党候補指名獲得を確実にしたトランプ氏だが、史上最も費用がかかると見込まれる大統領選が本格化するのに際し、資金難が大きな弱点として浮上している。トランプ氏は多額の訴訟費用を抱え、25日には巨額の支払いを命じられた民事訴訟の控訴に絡んで4億5400万ドル(約688億円)の バイデン、トランプ両氏の資金力の差は歴然としている。 同氏を支援するスーパーPAC(特別政治活動委員会)の資金を合わせても7600万ドルにとどまる。

トランプ氏のチームは資金力の差を埋めようとしている。同氏の全米資金担当責任者であるメレディス・オルーク氏は献金者候補への働きかけを強化していると、取り組みに詳しい複数の関係者が明らかにした。同氏に選挙戦のための集金力があることを示すため、支援を確保するのが目標だ。 複数の関係者の話では、トランプ氏自身も資産家の献金者候補に働きかけている。同氏がフロリダ州パームビーチに所有する会員制高級リゾートのマールアラーゴでの食事に招待したり、個人宅での選挙資金集めの集会に招いたりしている。 事情に詳しい関係者によると、トランプ氏の支援者や側近は、同氏の陣営がバイデン氏の集金力に並ぶことはないと予想している。ただ、トランプ氏の側近は同氏が11月の選挙で闘うための十分な資金を集めることができると自信を表明している。 富裕層が住むパームビーチを拠点とするトランプ氏のマイナスイメージや同氏が抱える4件の刑事事件などが、資金集めの妨げになっている。

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