ゼレンスキー大統領「ロシア軍の攻撃を100回撃退」 東部で激戦続く

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ゼレンスキー大統領「ロシア軍の攻撃を100回撃退」 東部で激戦続く 「われわれはあらゆる最前線で敵に屈せず、地位を保持している。ある地域ではさらなる成功を準備している」

ウクライナのゼレンスキー大統領は18日のビデオ声明で、同国東部ドネツク州で「激戦が続いている」とし、17日中だけで約100回のロシア軍の攻撃を撃退したと明らかにした。その上で「われわれはあらゆる最前線で敵に屈せず、地位を保持している。ある地域ではさらなる成功を準備している」と述べ、東部の戦線でも前向きな展望があるとする認識を示した。

南部ではウクライナ軍がヘルソン州の州都ヘルソンを含むドニエプル川の西岸地域を奪還。ただ、露軍は同川の東岸地域に防衛線を構築し、ウクライナ軍の大規模な渡河を防ぐ構えを見せている。今後、南部の戦況は膠着(こうちゃく)し、攻防の焦点は東部に移行するとの観測が強い。東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)全域の掌握を主目標とする露軍は、7月上旬にルガンスク州全域の制圧を宣言した後、ドネツク州の要衝バフムトの制圧を狙って攻撃を続けている。ただ、バフムト方面では数カ月にわたってウクライナ軍が防衛線を保持。ウクライナ軍はルガンスク州でもこれまでに集落12カ所を奪還したとしており、東部では一進一退の攻防が続いている。

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