セブン&アイ・ホールディングスが11日発表した2024年3〜5月期の連結決算は、純利益が前年同期比49%減の213億円だった。米国の物価高や消費の停滞が響き、主力の海外コンビニエンスストア事業が落ち込んだ。可処分所得の減少で消費の回復に一服感が広がり、国内コンビニも伸び悩んだ。純利益は事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、413億円)を大きく下回った。ニッセンホールディングスの株
セブン&アイ・ホールディングスが11日発表した2024年3〜5月期の連結決算は、純利益が前年同期比49%減の213億円だった。米国の物価高や消費の停滞が響き、主力の海外コンビニエンスストア事業が落ち込んだ。可処分所得の減少で消費の回復に一服感が広がり、国内コンビニも伸び悩んだ。
売上高にあたる営業収益は3%増の2兆7347億円、営業利益は28%減の593億円だった。同日の決算会見で丸山好道最高財務責任者(CFO)は減益の要因について、「日米マクロ環境の変化に対し客数対策を講じたが、想定した効果が得られなかった」と振り返った。 商品の販売価格を据え置き、来店客数を維持する戦略が誤算だった。低所得者層を中心にたばこなどの販売が落ち込み、米国の商品売上高はドルベースで3%減った。仕入れ価格の上昇分を商品に転嫁せず、総利益率は前年同期から2ポイント低下した。1〜3月の為替相場は1ドル=約148円と、前年同期から10円程度円安に振れたものの補えなかった。セブン&アイは3月、いれたてコーヒーを10円値上げした。同月の既存店売上高は25カ月ぶりに前年を下回った。5月には、おにぎりなど一部商品で実質値下げとなる増量キャンペーンに取り組んだものの、セブン―イレブン・ジャパンの既存店売上高は3〜5月にほぼ前年同期並みにとどまった。は2月に値段を変えず、おにぎりやデザートなどを増量した。客数の回復につながり、3〜5月の既存店売上高は前年同期に比べ1.8〜3.
セブン&アイも巻き返しに乗り出す。米国では高採算のプライベートブランド(PB)の品ぞろえを24年に約200品と前年から6割増やすほか、値上げを進める。国内は客数回復を狙い、温かい焼きたて風のパンの取扱店舗を今期約3000店舗まで広げる。おにぎりなど低価格のPBも投入し、品ぞろえを拡充する。
South Africa Latest News, South Africa Headlines
Similar News:You can also read news stories similar to this one that we have collected from other news sources.
1〜3月期GDP、実質2.9%減に修正 建設統計の改定反映内閣府は1日、1〜3月期の国内総生産(GDP)改定値を修正し、物価変動の影響を除いた実質の季節調整値が前期比0.7%減、年換算で2.9%減だったと発表した。6月発表の改定値(前期比0.5%減、年率1.8%減)から下方修正した。国土交通省が過去にさかのぼって改定した統計を反映した結果、公共投資などが下振れた。公共投資は3.0%増から1.9%減に、民間住宅は2.5%減から2.9%減にそれぞれ下方修
Read more »
セブン&アイ、3─5月期営業益27.6%減 国内外コンビニ事業が不振Maki Shiraki[東京 11日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスが11日発表した2024年3─5月期(第1・四半期)連結決算は、営業利益が前年同期比27.6%減の593億円だった...
Read more »
なぜ? 「残業が半減」したのに「年収27%アップ」──元ブラック企業が取った、思い切った施策「プロジェクトX」から数年。2009年には200人程度だった社員数は、2016年には385人にまで増加していた。働き方のさらなる改善を目指し、2016年に掲げた「残業時間を50%減...
Read more »
2023年末のパチンコホール店舗数は前年比526店減 今年は新紙幣対応で負担重く矢野経済研究所は、全国パチンコ経営企業数及び店舗数に関する調査を実施した。2023年12月末時点で全国で営業しているパチンコホール数は計6839店舗と、前年から526店舗減少(前年比7.1%減)した。
Read more »
ガンプラを「定価以上」で一部店舗が販売、中古も含まれ転売疑惑も セブン-イレブン「混乱を与えた」「現在は撤去」(2024年6月21日)|BIGLOBEニュース根強い人気がある「ガンプラ」と呼ばれるテレビアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデルについて、セブン-イレブンのある店舗が「定価以上」で販売していて不快だと、X上で売り…|BIGLOBEニュース
Read more »