カゴヤ・ジャパン、SX-Aurora TSUBASAクラウドのメリットを語る
従来、スパコンを使った科学技術計算やシミュレーションをオンプレミスでやろうとすると、ネットワーク、ストレージ、サーバー(ベクトルエンジン+ベクトルホスト)、OS、SDK・ライブラリなどをすべて用意しなければならない。しかし、SX-Aurora TSUBASAクラウドを使えば、これらのインフラをカゴヤ・ジャパンが用意するのでユーザーは本来やりたかったアプリケーションやアルゴリズムの開発に専念できる。ご存じの通り、スパコンはさまざまな分野で用いられている。航空機やエンジンの設計に用いられる「流体力学」、建築物や航空機、自動車などの強度や衝突を解析する「構造解析」、化学・物製、地震、大気科学、電磁流体力学、資源探査、気候・環境研究、原子力工学、宇宙探査・天文学など多岐に渡る。しかし、今回紹介された事例はこうした典型例と異なる利用パターンだ。
現在、対話システムはSX-Aurora TSUBASA、アバターシステム自体はAWSで動作しているが、対話のリアルタイム性を確保するため、アバターシステムのカゴヤのクラウド環境への移行が進んでいるという。もう1つの例は東京工業大学と東北大学のベンチャーであるJijの量子コンピューティングのユースケース。こちらは組み合わせ最適化問題を解くためのイジングマシンをクラウドサービス「JijZept」で提供している。具体的には、数理モデルの構築、イジングモデルへの変換、モデルやマシンパラメーターの決定、各マシン向けの変換処理といった今まで専門家が必要だったレイヤーをクラウドサービスとして提供しているが、この開発環境としてSX-Aurora TSUBASAを利用しているという。
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カゴヤ・ジャパン、SX-Aurora TSUBASAクラウドのメリットを語る2022年11月29日、NECはベクトル型プロセッサー搭載のスーパーコンピューター「SX-Aurora TSUBASA」を活用したプログラムで競い合う「NECスパコン・プログラミングコンテスト」のキックオフイベントを開催した。コンテストの利用環境を提供するカゴヤ・ジャパンの鶴岡氏は、SX-Aurora TSUBASAクラウドのメリットと科学技術計算やシミュレーションにとどまらない事例について説明した。
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