ウクライナ軍は、ロシアから接収した1970年代の旧式戦車「T-62」数十両の良い使い道を、ついに見つけた。その使い道とは、工兵車への改造だ。…… → ウクライナ、壊れたロシア戦車を有効活用 貴重な回収車に改造 #ForbesJAPAN
これは素晴らしいアイデアだ。無限軌道の装甲戦闘工兵車(今回のケースでは装甲回収車=ARV)は極めて有用だが、その数は常に不足している。T-62ベースのARVは、T-62戦車そのものよりはるかに価値が高い。ロシアの大規模な攻勢と戦いながら、保有するARVは極めて少ないウクライナ軍にとっては、特にそうだ。
SNS上の投稿からは、少なくとも2両の接収されたT-62が、ウクライナの作業場でARVに改造中であることが示されている。改造方法は、戦車から8トンの砲台を取り外し、代わりに重荷重用ウィンチを取り付けるというものだ。 ARVは戦場で戦車の後を追い行動する。戦車が敵の攻撃を受けたり、ぬかるみや溝にはまってしまったりして移動不能になると、ARV部隊は戦火をかいくぐり、戦車をつり上げて救出する。ブルドーザー・ブレードなどを装着すれば、他の戦闘工兵車と共に要塞化の準備や、損傷した車両の修理などを支援できる。 戦車は装甲が頑強なため、戦闘によって完全に破壊されるのではなく、損傷することの方が多い。戦闘後には、回収可能な戦車がその場に放置されることがしばしばある。この戦利品を獲得できるのは、最も迅速なARVを持つ軍だ。損傷した戦車は、修理して再び戦場に送り込むことができる。
ウクライナ軍は、1年前にロシアが侵攻を開始した当時、保有していたAVRはBREM-1、BREM-2、BREM-M、BREM-64、およびBRS-4を合わせて36両前後だった。これに対し、侵攻前のT-64、T-72、T-80からなる戦車部隊の数は1000両近くで、戦車とARVの割合は25対1となる計算だ。自国の戦車はおろか、これまでに接収した約2800両のロシア戦車の回収に必要なARVが不足しているのだ。
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