ベオグラード出身のシングルマザー、ジョバナ・アンジェラさん(43)はこれまで、料理人や清掃員からツアーガイドまで、さまざまな職種をこなしてきた。それでも生計を立てるには生活保護に頼る必要があった。ただ、昨年、セルビアで新たにデジタル福祉システムが導入されると、アンジェラさんは制度から締め出されてしまった。
8月29日、ベオグラード出身のシングルマザー、ジョバナ・アンジェラさん(43)はこれまで、料理人や清掃員からツアーガイドまで、さまざまな職種をこなしてきた。写真は夜の公園でベンチに座る男性。1月、ベオグラードで撮影(2023年 ロイター/Marko Djurica)
毎月1万セルビア・ディナール(約1万3500円)の生活保護を受け取る権利があると話すアンジェラさんは、ソーシャルワーカーに助けを求めた。だが、何の説明も得られず、決定に異議を唱える手段も示されなかったという。「涙が出てきた。衝撃を受けたからだ」
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