現代の若者たちを指導するときには、どんな注意が必要か。大企業の人材育成や営業接遇コンサルティングを長年務めるマナーコンサルタントの西出ひろ子さんは「今の上司のスタンダードは、部下に忠告、注意はしても、『部下を怒らない』『部下をしからない』。釈然としないかもしれないが、自己防衛のためにも必要なことだ」という――。
ところが、現代の若者たちは家庭でも学校でも、しかられることに慣れていない傾向が多くあります。少し厳しい言葉をかけるだけで、「怒られた」と受け取り、落ち込んだりパワハラだと受け取ってしまったりするのです。部下のために、会社のために、かつ自身を守るために、しかり方をマスターすることが求められています。単なる連絡事項であれば、感情的にならずに伝えられるでしょう。しかし、仕事に関する忠告やアドバイスは、ときに声を荒らげたり、嫌みっぽくなってしまうこともあります。当然、部下はネガティブな受け入れ方をするでしょう。部下のためを思ってのアドバイスが、パワハラと受け取られたら本末転倒です。「怒る」と「しかる」の違いは、あなたもご存知ではないでしょうか。「怒る」は感情に任せて言いたいことをぶちまけること、「しかる」は相手の成長のために必要なアドバイスを伝えることです。それでも、注意される部下にしてみれば、「怒る」も「しかる」も大差ありません。両者の違いに気づくには、人としての経験が必要です。部下のためを思ってしかっていても、怒っていると受け取られる危険はあるわけです。
今の上司のスタンダードは、部下に忠告、注意はしても、「部下を怒らない」「部下をしからない」です。釈然としないかもしれませんが、自己防衛のためにも必要なことです。一方で、先に、忠告や注意はしても、とお伝えしましたが、これを怒られた、などと言われる可能性も否めない社会になりました。となれば、「部下を注意しない」「部下に忠告しない」も心がける必要があります。
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