UFC女子ストロー級を主戦場とする魅津希(みずき=29)が約3年1カ月ぶりのカムバック戦で勝利を飾った。ハンナ・ゴールディ(31=米国)と同級5分3回で激突し… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
<米総合格闘技:UFCファイトナイト・ラスベガス79大会>◇23日(日本時間24日)◇米ネバダ州ラスベガス・UFC APEX
UFC女子ストロー級を主戦場とする魅津希(みずき=29)が約3年1カ月ぶりのカムバック戦で勝利を飾った。ハンナ・ゴールディ(31=米国)と同級5分3回で激突し、3-0(29-28×3)の判定勝利を挙げた。20年9月、練習中に悪化させた古傷の左膝を手術し、同年8月のアマンダ・レモス(ブラジル)に判定負けて以来のケージ(金網)復帰だった。 序盤から左前蹴り、左ハイキックを狙った魅津希はパワフルなゴールディをいなしながらケージに押し込み、ヒジ攻撃を仕掛けた。キックに対し、パンチを浴びるものの、相手の首を抑えて膝攻撃でダメージを与えた。2回には大内刈りでテークダウンし、終盤はゴールディに投げられそうになりながらも抜群の体幹とバランスで抑え切って再起戦勝利。これでUFC戦績2勝1敗となった。
魅津希は「応援してもらえて本当にうれしかったです。今の自分にできるベストなパフォーマンスで戦えたとは思います。うまくいかないこともいろいろありましたが、またこうして戻ってこられたことがうれしいです。またすぐに試合ができれば」と率直な心境を明かした。弟の総合格闘家・井上直樹(26)はRIZINを主戦場とし、10月1日のRIZINランドマーク7大会に参戦。16年リオデジャネイロ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル59キロ級銀メダルの総合格闘家・太田忍(29)との試合を控える。弟に勝利のバトンをつないでみせた。