日大三島は、報徳学園(兵庫)を2002年センバツ優勝に導いた名将・永田裕治監督(60)に鍛えられた頭脳と勝負力で、春夏連続で出場した22年以来の甲子園切符を狙う。
県4強だった昨夏は、主将の永野陽大(ひろ、現駒大)が投打で引っ張った。新チームになって昨秋は県3位で、東海大会では1勝して準々決勝に駒を進めた。綱島健太遊撃手(3年)は入学直後の春季大会からレギュラーで起用され、1年ながら夏の甲子園では正二塁手としてプレーした経験を持つ。
だが、永田監督の言葉は辛口だ。「今年は打てない、守れない、走れない。個の力がない分、『和の力』で戦っていくしかない」。もう一歩勝ち上がるために、自身のモットーでもある「全員野球」を追求。「長打を打って打線を引っ張る選手がいないからこそ、足を使った野球」と今年の戦い方を示した。 主将の富塚龍之介左翼手(3年)は「先輩たちの代より、頭を使った野球をするようになった」と明かした。昨冬から、練習前や試合前後のミーティング時間を増やした。各自で確認していた相手投手の配球チェックなどは、チームでの共有事項とした。走塁では相手投手のけん制のクセ、守備ではカウント別の相手走者の動き方を見抜く観察力を磨いてきた。 春県大会は準Vの静岡に準々決勝で逆転負け。ただ、取り組んできた「相手プレーで得た情報からの走塁や、打撃面に手応えを感じた」と富塚。3年連続のシードで臨む夏に向けて、「春に足りなかった勝負力」を培っているという。14日に予定される初戦は、佐久間―浜松湖東戦の勝者と対戦する。昨秋はセンバツ出場の可能性が高まる東海4強にあと一歩届かなかった。富塚は「悔しさを胸に、夏は甲子園を目標に一戦必勝で戦う」と意気込んだ。
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