森下の打球が左中間へ飛んだ瞬間、阪神岡田彰布監督(66)はすぐに立ち上がった。スタンドインが分かると、両手をいっぱいに上げてバンザイのポーズ。ここまでの険しい… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
森下の打球が左中間へ飛んだ瞬間、阪神岡田彰布監督(66)はすぐに立ち上がった。スタンドインが分かると、両手をいっぱいに上げてバンザイのポーズ。ここまでの険しい表情から一変、白い歯がこぼれた。「いや、久しぶりに点入ったなあと思ってますよ」。2戦連続完封負けからの劇的な完封勝利。指揮官らしい率直なコメントだった。
接戦でこそ自慢のタクトが光る。「久しぶりにそういうゲーム展開になったからね、おーん。だからやっぱり動けた」。0-0で迎えた8回。先頭から代打原口、小野寺と連続攻勢を仕掛けた。小野寺に右前打が出ると、代走小幡を投入。一気にたたみかけ、森下の3ランにつなげた。 勝ち越せば、信頼するブルペン陣を送るだけ。「きょうは同点で、リリーフ勝負というところでね。なんとなく、代打とかいろんな意味で、なんかリズムがあった」。開幕戦は好守に阻まれ、第2戦はセーフティースクイズを決められず、紙一重のプレーで流れをつかめずに連敗。「おーん。久しぶりよ」と采配を振る機会は逃さず、お得意の展開に持ち込んだ。 試合の機微を見逃さないのは、いつも周囲に目を配っているから。昨季日本一に輝き、待ちに待ったハワイ優勝旅行。「ねぎらってやらなあかんからな」。指揮官が感謝したのは、いつも行動をともにする監督付の藤原広報だった。ともにショッピングモールを訪れ「なんでも好きなもの買えよ」とプラダのバッグをプレゼント。1年間の気持ちを形にした。
「伝統の一戦」で一矢報い、ホーム開幕の4月2日DeNA戦(京セラドーム大阪)へ。「この勝ちは大きいよな。借金3つが1つになるんやから。そら全然違うよ、1勝2敗は。明後日から自分らの野球をもっとできるようにしたい」。球団初のセ・リーグ連覇という偉業へ。岡田阪神らしい1勝目から勢いに乗る。【磯綾乃】
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