ヤクルトは初回にドミンゴ・サンタナ外野手と中村悠平捕手の適時打で３点を先取すると、先発の新外国人右腕ミゲル・ヤフーレ投手が６回２失点と好投。終盤もリリーフ陣が踏んばり、開幕３連戦を２勝１分けで乗り切
り、勝率１０割でセ・リーグの“単独首位”に立った。
試合後、高津臣吾監督はヤフーレについて、「キャンプから階段を上るようによくなってきた。落ち着いてピッチングをしてくれた」と評価。守護神・田口が登録抹消され、この日は７回から石山―清水―星のリレーとなったが、「相性とかいろんなことを考えて（順番を）決めた。次はもう分からない」と、当面は守護神を固定せずに戦う方針を明かした。 ５回には塩見泰隆外野手の今季チーム１号ソロ、７回には新加入の西川遥輝外野手の適時内野安打でダメ推し点を奪うなど、多彩な攻撃パターンを見せた打線についても「みんなが全力で次につないでいこう、なんとか出塁してやろう、なんとか１点取ってやろうっていう気持ちがよく現れた」と満足そう。山田哲人内野手の離脱などアクシデントに見舞われながらも無敗で開幕カードを乗り切った指揮官は「今がヤマなんで。なんとか乗り切りたいと毎日思っている。いいスタートが切れたので、また新しい気持ちでトライしていきたい」と、週明けの広島戦に向けて気合を入れ直した。
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