【マセラティ グレカーレ 新型試乗】直4エンジンの「モデナ」と700kmをともにして判ったこと…中村孝仁

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【マセラティ グレカーレ 新型試乗】直4エンジンの「モデナ」と700kmをともにして判ったこと…中村孝仁
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「『グレカーレ』に乗ってみてくださいよ。ロングタームで」。こんな嬉しい申し出をお断りするはずもなく、中心的モデル「モデナ」を1週間お借りしてロングランを敢行してみた。

早朝にエンジンをかけるのは少々憚る。近所に『クワトロポルテ』のオーナーがいて、エンジンをスタートした瞬間にV8の強烈なサウンドが周囲を支配するのをよく聞いていたのだが、ピストンが半分になったところで、轟音は変わらず、かなり大きなエクゾーストサウンドに支配される。

力強さという点では文句なし。ボルグワーナー製のeBoosterはコンパクト且つタイムラグなしにトルクを出す点で、効率が良く非常に効果的な電動コンプレッサーである。こいつのおかげか、とにかく発進からも、あるいはパーシャルからもあらゆる場面で加速に移る際のタイムラグを感じない。それにしてもフロント225/40R21、リアには295/35R21という極太タイヤを装着しているから、それなりに荒い乗り心地を想像していたものの、それは良い意味で見事に裏切られた。3種の走行モードがあって、ソフトな順からコンフォート、GT、そしてスポーツと切り替えが可能。切り替えはステアリングボスの右下につくダイヤルで行う。中央にはダンパーの切り替えボタンがあり、ノーマルからプッシュすると、スポーツに切り替わるが、ドライブモードでスポーツをチョイスするとはじめからスポーツダンパーになっているようである。因みにボスの左側につくのはアルファロメオ同様スターターボタンである。

で、このドライブモードでコンフォートもしくはGTをチョイスしている限り、乗り心地は十分に快適。それも路面を舐めるように常に4輪が強く接地している感覚をドライバーにもたらしてくれる。この感触は同じジョルジョプラットフォームを採用する、アルファロメオやジープ・グランドチェロキーでは味わったことのないもので、スピードの如何にかかわらず非常に安心感のあるドライブフィールをもたらしてくれる。ただ、足はそれなりに締め上げているのか、路面のアンジュレーションは忠実にボディに伝わってしまう。 今回は東名高速を使って豊橋まで行き、帰路は藤枝で降りてそこから国道1号線を使って沼津へ。そして再び東名で横浜までのルートと、自宅周辺の一般道を走り回ってみたのだが、1日で約500kmほどを走行しても全くの疲れ知らず。シートのサポートも程よく、ACCの使い勝手もなかなか優れていたので、ロングドライブはきわめて快適である。

まあ、ネガな要素を挙げるとしたら、燃費が予想したよりも低く、11km/リットルに届かないスコアで、こいつは少しいただけない。後はスタート直後のバオ~ンというエンジンサウンドも、最近の高性能系のクルマに付き物と言えば付き物だが、ちょっとはジェントルにしてもらいたいと思った。高性能の証ならば仕方が無いのだが。

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