今週からのレッスンは、昨季の樋口久子・三菱電機レディスでプロ初のホールインワンを達成した仁井優花プロ（２１）＝エレコム＝が「目指せニアピン！」と題して、ミスしないためのアイアンショットの極意を教えま
す。今回は、正確なショットを打つために行う、ストレッチとルーチンです。私がストレッチで重要視しているのは、上半身（脇腹）と足の柔軟を高めることです。まずは、クラブを両手で頭の上に持ち上げ、足を前後に開き、腰をゆっくりと落とし、軽く屈伸運動をします。
次に、少しテンションをかけながら、前に出した足の側にゆっくり体を横に倒していきます。これを左右交互に繰り返すと、脇腹、ふくらはぎ、太ももの裏側が伸びるのが分かります。ここで気を付けることは、ラウンド前にやり過ぎると、疲れて逆効果になるので注意してください。私の場合は、まず５８度のウェッジを使い、腰から腰までスイングします。これは、球をインパクトゾーンでしっかりとミートできているかをチェックするためです。 その後はフルスイングで、ＰＷ、８Ｉ、６Ｉ、ＵＴ、ＦＷ、１Ｗと、番手を上げていきます。ここでチェックしてほしいことは、球筋が安定しているかどうか。球が散らばっていると、スイングプレーンがずれている証拠なので、フルショットではまず第一に、スイングプレーンを意識してみてください。
球数に関しては、試合の時はウェッジから１Ｗまで４０球前後ですが、普段は３００球ほど打っています。アマチュアの人は、練習場で球数を打ち過ぎても良くないと思いますので、各番手を一球一球考えながら練習することをお薦めします。◆仁井 優花（にい・ゆうか）２００２年１０月８日、大阪府生まれ。２１歳。４歳でクラブを握り、２１年にアマチュアとして初出場したステップ・アップ・ツアーで単独２位に入賞。翌年プロテスト合格。昨季の樋口久子・三菱電機レディスでプロ初ホールインワンを達成するなど、アイアンの正確性に定評がある。２３年ポイントランクは２７位。大院大高出身。エレコム所属。身長１６３センチ。 スポーツ報知ではゴルフ専門ユーチューブチャンネル「報知ゴルフチャンネル」を好評配信中。今回から新連載を開始した仁井優花プロのレッスンをはじめ、植手桃子プロや青木瀬令奈プロのレッスンなども配信中です。この機会に、このＱＲコードからチャンネル登録をお願いします。
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