アメリカでは2023年8月頃から、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のオミクロン株から派生した「EG.5(通称エリス)」の流行により入院患者が急増しているほか、日本でもEG.5による感染の「第9波」が警戒されています。感染者数の拡大を受けて、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)が2023年9月12日に、ほぼすべての人が全員新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの追加接種を受けるべきであるとする声明を発表しました。
FDAは、前回のワクチン接種から2カ月以上経過した5歳以上の人は、これまでの接種歴にかかわらず今回承認された新しいワクチンの接種を1回受けられるとしています。また、生後6カ月以上5歳未満の人は、接種歴に応じてmRNAワクチンの接種を1~3回受けられるとのこと。
CDCのマンディ・コーエン所長は、「COVID-19による最悪の結果を防ぐための手段は、これまで以上に充実しています。CDCは目下、あなたとあなたの大切な人をより守れるように、6カ月以上のすべての人に最新のCOVID-19ワクチン接種を受けることを推奨しています」と呼びかけました。 また、CDCの会合で唯一反対票を投じたオハイオ州立大学の小児科医のパブロ・サンチェス氏は、その理由について「私がこのワクチンに反対しているわけではないことは明確にしておきます。データは確かに素晴らしいようです。ただし、子ども、幼児、一部のグループに関するデータが非常に限られており、特に若い大人における潜在的な副作用について懸念する必要があることだけをコメントしておきたいと思います」と説明しました。
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