これは、千葉市で8月13日午後8時過ぎに撮影された映像です。 午後7時半ごろから急に雨脚が強くなり、あっという間に冠水状態になったと言います。 台風上陸直後の静岡県下田市の海岸では、岸壁に打ち付けた波が、高くあがっています。 午後5時半ごろ、伊豆半島に上陸した台風8号。 午後6時半ごろ、神奈川県・江の島では島にかかる橋が高くなった波によって、時折、呑み込まれそうになっています。その橋を何台も車が通過しているのが確認できます。 そして、近くの海の家は、強風で飛ばされたのでしょうか?屋根がなくなり、建物の中がむき出しとなっています。 (報告・花川有紗) 「台風の影響でこちらのゲートも倒れてしまっています」 葉山町では、バケツをひっくり返したような雨が住宅街に打ち付けます。 (報告・林智弘) 「午後6時30分。渋谷駅前です。雨風が強くなってきました」 都心部も激しい雨と風が押し寄せていました。 道行く人たちは、一様に、身をかがめながら、急ぎ足で駅の中へと入っていきました。 関東地方の広い範囲で、暴風雨となっています。 東京湾アクアラインの「海ほたる」では、激しい雨とともに雷が鳴り響いています。 (報告・小古山拓矢) 「雨と風がかなり強くなってきました。激しい雨でときおり視界が悪くなってしまいます」 「午後8時です。私はいま木更津市内にいるんですが、道路が冠水してしまっています」 (撮影者) 「うわ、急に…ヤバいな…」 台風8号は上陸前にも首都圏で大雨をもたらしていました。 午前11時ごろ、急な大雨に見舞われたのは、新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった、世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」の会場です。 まさに大雨が降った瞬間を撮影した人達は… (来場者) 「2,3秒パってみたら、すごい横から暴風雨が吹いていて、僕も屋根の奥深くにいたんですけど、それでも横から雨が直撃してくる状況でした。すごい勢いで持っている戦利品を守るのに精一杯でした」 「雨が降るとは思ってたんですけど、雨の強さは想定外。ポツポツって降りはじめるんじゃなくて、いきなり豪雨が来た感じだったんで、傘さすのも遅れるくらい、いきなりドバっと降って、周りのみんなもそんな感じでしたね」 こちらの人は、突然の大雨で、下半身がビショビショになったといいます。 (来場者) 「折り畳み傘が曲がるというか、上半身は傘であれだったんですけど、下半身がめちゃくちゃ濡れるみたいな感じでした。でも悲壮感とかはなくて、コミケで気分が高揚してて、それもなんかアトラクションみたいな感じで楽しんでるところはあった」 正午過ぎ、茨城県稲敷市で撮影された映像では、ゴーっという強い風が吹き荒れ、雨が舞いあがっているのが確認できます。 神奈川県箱根町では、川が増水し、濁流となっていました。 (撮影者) 「1時間ぐらいでかなりの量になったので、恐怖を感じて撮影を始めて見たんですけど、風も今は落ち着いていて、川の流れだけが速い状況です」 (報告・仁科健吾) 「台風の近づきを感じさせるような、白波が広範囲で立っています。そこに水上バイクを持って、ライフセーバーが3人入っていきました」 神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場では、13日午前9時から遊泳禁止になりました。 しかし、監視員が念のためパトロールに出たところ、複数の人影を発見。 (報告・仁科健吾) 「サーフィンしている人に対して、水上バイクに乗っている監視員が注意をしています」 「午前10時半です。雨も風も強まってきました。そして時折、雷も鳴っています。視界も悪くなってきまして、海と砂浜の境がわからなくなってきました」 由比ガ浜海水浴場では7月、3年ぶりに「海開き」となり、海の家が連なる風景も戻ってきました。 その後も、コロナによる行動制限も無く、賑わいを取り戻しつつあった中、お盆休み、しかも土曜日という、これ以上ない書き入れ時に、台風が直撃する事態となりました。 (海の家のオーナー) 「(1日で)200万〜300万円の損失になるんじゃないですか?正直厳しいですよね、もう倒産の危機ですよ」 海の家では、14日、すぐに営業が再開できるように、準備が進められていました。 (報告・仁科健吾) 「(ドリル音)海の家の窓ガラスが割れないよう、普段使っているテーブルを窓ガラスのところに固定しています」 “商売あがったり”の状況は、海の家だけではありません。 (報告・仁科健吾) 「江の島の参道です。お盆にもかかわらず、観光客は少なめです。立ち並んでいる飲食店や土産店は、半分ほどが店を閉めています」 (土産店店主) Q例年お盆は忙しい? 「忙しいですね。ゴールデンウイークの次に忙しい。きょうなんか(売上が)10分の1とかですかね。「台風のバカ!」って感じ。商品も痛んじゃう
「2,3秒パってみたら、すごい横から暴風雨が吹いていて、僕も屋根の奥深くにいたんですけど、それでも横から雨が直撃してくる状況でした。すごい勢いで持っている戦利品を守るのに精一杯でした」
「雨が降るとは思ってたんですけど、雨の強さは想定外。ポツポツって降りはじめるんじゃなくて、いきなり豪雨が来た感じだったんで、傘さすのも遅れるくらい、いきなりドバっと降って、周りのみんなもそんな感じでしたね」「折り畳み傘が曲がるというか、上半身は傘であれだったんですけど、下半身がめちゃくちゃ濡れるみたいな感じでした。でも悲壮感とかはなくて、コミケで気分が高揚してて、それもなんかアトラクションみたいな感じで楽しんでるところはあった」