「幸せ度」 朝ご飯を食べたら上がり スマホを使うと下がる
これは、牛丼チェーンの吉野家ホールディングスが、東北大学の100パーセント出資コンサルティング会社、東北大学ナレッジキャスト、東北大学と日立ハイテクが創設した脳科学カンパニー、NeU(ニュー)が共同で、2022年10月に、20代から60代の男女1000人を対象に実施したアンケート調査からわかったことです。
朝食頻度が高いほど「幸せ度」が高く、「幸せ度」が高いほど生活面での「ポジティブな意識」が強い。「幸せ度は朝食を毎日食べる人と週1日以下の人とで10.7点の差がある。また、朝食頻度が高い人の8割は、朝7時までに起床して8時までに朝食を済ませています。早起きと朝食との相関が強く見られました。もうひとつ興味深いことには、朝食頻度が高く「幸せ度」が高い人ほど、朝食は米飯でした。 さらに、朝食頻度が高い人は、朝食に対する目的意識があり健康意識が高く、生活リズムが安定し、平日のアフター5の充実度も高いとのことです。反対に、朝食頻度が低い人はスマホを使う時間が長く、休日は寝て過ごすことが多い傾向にあります。とくに20代男性にはスマホを長時間使う人が多く、そのため睡眠時間が減って生活リズムが乱れ、朝寝坊をして朝食を食べないという悪循環を引き起こしています。したがって、20代男性がもっとも「幸せ度」が低いという結果となりました。前回の調査では、幸せを感じるのは「仕事がうまくいったとき」が1位だったのに対して、今回は「食事をしているとき、食べ物を食べているとき」が1位になりました。また2010年は、仕事に関して「専門的なスキルを身につけたい」や「やりたくない仕事でも我慢してやる」が上位でしたが、そうした意見は大幅に減少し、今回は「会社関係の人間とは仕事以上の付き合いをしたくない」が増加しました。生活の中の仕事や職場の比重が小さくなり、プライベートな幸せを重視する傾向が強まったようです。
この調査の監修を行った東北大学の医学博士でありNeUの取締役である川島隆太氏も、午前中に脳をフル稼働させるための朝食の重要性を強調しています。「幸せ度」が高い人はパン食よりも米食を好む傾向に関して川島博士は、主食がパンの人に比べて米飯の人のほうが脳の灰白質の量、つまり神経細胞の量が多いというが東北大学の研究結果を示し、さらにパン食に比べてGI値が低い米食は、ブドウ糖の代謝がゆっくりなので、午前中、脳にしっかりと働くと話しています。ただし、ブドウ糖を脳で働かせるためには、ビタミンB1、クロム、リジン、アルファリポ酸などの補助栄養素が必要になるため、肉、魚、大豆製品、野菜などの「おかず」が大切だと助言してます。
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