テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜・午前８時）は１日、日大アメリカンフットボール部の薬物事件を巡る大学側の対応を検証した第三者委員会が１０月３１日に記者会見し、林真理子理事長らトップ
陣について「情報を都合良く解釈し、自己を正当化する姿勢が顕著」と指摘する報告書を公表したことを特集した。報告書は、沢田康広副学長が７月に部の寮で大麻のような不審物を見つけたのに、警視庁への報告が１２日後になったことが「隠蔽体質を疑わせ、（大学の）信用を失墜させた最大の原因」と説明。記者会見した委員長の綿引万里子弁護士は「『空白の１２日間』が大きな問題。保管は著しく不適切だった」と述べた。
リモート出演した元大阪地検検事・亀井正貴弁護士は、不審物を見つけた沢田氏が警視庁へ１２日後に報告したことに「沢田さんってもともと地検の次席までやってる人なんです」とし「検察庁においては情報をどんどん上にあげていって責任の明確をはかって、自分の責任も回避していくという情報の共有化は基本的な話なんです」と解説した。 その上で沢田氏は今回の問題でも「だから検察庁でやってきたことをやればよかった」と指摘し「ところがそれができてないというのは、やはりおごりだと思うんです。危機管理の部分とか犯罪に関係する分野は、自分がプロであって大学の中でも自分がトップである、と。トップの判断でできるというおごりがあった」と断じた。
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